子どもは潜在意識がむき出しの状態で、幼い頃はスポンジのように、様々な情報を吸収し、メモリーします。良いも悪いも分け隔てなく、どんどんと記憶の倉庫に感情や感覚や記憶を保管して行くのです。赤ちゃんを例にすると、生まれたばかりの赤ちゃんは、24時間感覚で生きています。生存本能がむき出しで、お腹がすくと泣いて、排せつをして泣いて、暑くて泣いて、びっくりして泣き、怖くて泣いて、満たされると泣き止み、心地よかったり安心すると落ち着き、眠くなると寝ます。これを潜在意識優位の状態を考えてください。だいたい小学校入学~低学年くらいには顕在意識が育ちはじめ、思春期の頃には、ほぼ顕在意識が優勢になり、大人と同じように理性や知性、論理的思考で、自分をコントロール出来るようになります。
幼い子供は潜在意識状態でどんどんと情報を吸収し、そのメモリーを保管します。大人になって、忘れてしまっていることでも、ヒプノセラピーで催眠状態になると、幼少期の記憶が詳細に浮き上がってきます。その時感じていた感情や、感覚、出来事の場面、その時の登場人物の表情など...。
私には中学生になる2人の子どもがいます。本格的な心理の勉強は、子どもたちが小学生に入ってからです。幼い子どもたちに、悲しい寂しい思いをさせてしまったな...という反省や、余計なことを言ってしまったな...という反省...あります。潜在意識のしくみをもう少し早く知ることが出来ていれば、なぁ...と思ったものです。しかし、絶望する必要はなく、ヒプノセラピーで解決出来ることがあるのです。ヒプノセラピーでは時間の概念を越えて、過去の出来事にアクセスすることが出来ます。そこで、もう一度その場面をやり直したり、相手に自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを聴いて共感したり、謝って和解したり、といったことが出来るのです。現実面では、時間を巻き戻すことは出来ませんが、潜在意識下では時間の枠組みを超えていますので、アプローチすることが出来るのです。
私の場合は、上の子が2歳の時に下の子が生まれ、両親ともに体調をくずしていて頼ることが出来ずで、いっぱいいっぱいになってワンオペ育児をしていた時期がありました。出産直後の体力がない中で、昼夜授乳やおむつかえが必要な新生児を見ながら、洗濯や食事の支度とバタバタで、なかなか上の子とゆっくり向き合ってあげることが出来てなかったな...とそのことがずっと気がかりのまま何年も経ってしまっていました。ヒプノセラピーを知ってから、上の子がが10歳くらいの頃だったと思いますが、潜在意識下で上の子と対話した日の夜、「抱っこして」と言ってきました。すっかり大きくなっていましたが、私の潜在意識下の見えないバネが外れて、現実に子どもが甘えられるようになっていたのです。
あの時自分が発した言葉を取り消すことが出来たらな...あの時もう少し話を聴いてあげたらよかったな...抱っこしてあげればよかったな...などの後悔を持ったまま、『だからうちの子はかわいそうだ、不幸だ』のレッテルを張りっぱなしにしてしまっていて、現実面でもそうした思い込みに応じた出来事が起こるというお困りごとをお持ちのお母さんがいらっしゃったら、ヒプノセラピーで過去のお子さんと対話してみられることをおすすめします。
☑子どもが小さい頃の対応で後悔していることがある
☑子どもを自分以外の人や保育園に預けたことに後ろめたさを感じていた
☑子どもが子どもらしく甘えてこない
☑子どもがあまり会話してくれない
☑子どもが何を考えているのかわからない
☑子どもに謝りたことがある
etc...
ご相談くださいませ。